まいど!今日は新メニュー用に作った土鍋炊き込みご飯が上手く出来たので、それをお腹いっぱい食べて上機嫌な横山翔来です!
去年の9月、いつも通り営業していると、ある普通のお客さんがカウンターに座り、普通に寿司を注文し、これまた普通に食べ始めました。
注文内容的に、食べ慣れてる感と、お金持ってる感があったので、アルバニア人ではないのかな?と思い聞いてみました。
すると予想通り、彼は以前イタリアに7年間住んでいたことがあるようでした。
「シュコドラでの商売はどうだい?」
「アルバニアは好きかい?」
「日本のどこ出身なんだい?」
当たり障りの無い会話の幕開け。
僕はこれらの質問にはもう何百回と答えてきてるので、ほぼ無意識でも返事が出来る。
でもそこは店主として、笑顔を絶やさぬよう心掛ける。←こっちの方が難しい(笑)
ある程度会話が弾むと、お客さんのバックグラウンドのことを失礼の無いように尋ねることもある。
よくいるのが、
「日本は最高だよな!日本大好きさ!」
と言うくせに、日本のことを何も知らない人。
わかった、わかった、と、面倒なので無視するか、別の話題を降るかはその人次第のところがあるんだけど、このときのお客さんは少し違ったんだ。
いや、少しというか、かなり。
シュコドラにもう2年以上住んでるけど、初めて出逢った。
「日本は最高だよな!日本大好きさ!」の続けざまに、
「実は俺の息子を日本の大学へ入れようと思ってるんだ」
えええ!!?まじですか!!?
「あぁまじさ!まだ12歳だから、これから勉強すれば行けるだろ」
まぁ、、確かに、、。
「ちなみに誰か息子に日本語を教えてくれる日本人は知らないか?」
確かに最初は独学じゃ難しいよねぇ・・・。
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実はちょうどその頃、僕もいい加減アルバニア語の勉強しようかなーって考え始めていたところだったのです。←今更
やっぱり英語だけじゃ通じ合えないことが多いし、アルバニア語の方がペラペラじゃなくても、グッと心の距離が近付くことは知っていたから。
とは言え、アルバニア語難しいのよ!!
開業すると決めた時期、独学で勉強していたこともあったのですが、難しすぎて止めちゃいました。
それでもやっぱり、、と思い始めたこのタイミング!
何かが上手く噛み合った感覚でした・・・。
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じゃあさ、ランゲージエクスチェンジやろうよ!
僕からの提案はあっさりと受け入れられ、それから週一のペースで、息子たちとのランゲージエクスチェンジ教室を開いています。
(※ランゲージエクスチェンジ【language exchange】とは、互いに母国語を教え合うやつのことです。僕が彼らに日本語を教える代わりに、彼らは僕にアルバニア語を教えてくれます)
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ちなみにアルバニア人は、言語能力にかなり優れていて、アルバニア語、イタリア語、英語、ドイツ語、スペイン語など、3ヶ国語を話す人はザラにいます。
しかも学校の授業ではなく、テレビ番組を見て覚えたという人もいるから驚きです!
それもこれも、彼らの母国語アルバニア語がめっちゃ難しいので、他の言語がすんなり入ってくるんだと思います。
アルバニア語の何が難しいって?
1.まずアルファベットが36個ある
2.その全部、発音が違うのだが、その違いがまじでわからないやつがある
3.名詞に性別があったり、動詞の変化形が多い
たぶん単語や文法だけの勉強なら日本人は得意なのでできるかもですが、発音がとにかく大変!
日本語は50音あるやん!こっちの方が多いやん!と言う人の為に言うと、
日本語の発音は、母音の「あいうえお」がベースになっているので、「あいうえお」って言えたら難なく「かきくけこ」も「さしすせそ」も言える。
だからそういう意味では日本語って5音しかないんですよね。
つまり、アルバニア語で「la」も「lla」も「ra」も「rra」も、日本語では「ら」なんだけど、この4つはそれぞれ全然違う発音です。
っていうね!
ただ正直、世界でもアルバニア語話者って300万人とかしかいないので、今後活かせる場面があるかを考えると・・・。
どうしてもやる気がでない(笑)
でもやっぱりアルバニアにいるうちは少しでもアルバニア語は話せた方がいいし、日本語教えるのが楽しいので、毎週ランゲージエクスチェンジの時間は楽しみです!
やっぱり覚えるのめちゃくちゃ早いしね!
びっくりするわ。
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