今回ばかりはいつもの調子の記事じゃなくて、その延長線上に見えた、もしかしたら国際社会に貢献できちゃうんじゃね?というプロジェクトの話です。少し長いですが、人生に迷っている人ほど最後まで読んで頂きたいと思います。最後にサプライズプレゼントもあるよ(笑)

前回は、今後の展望候補をひとつ挙げさせていただきました。ですが今回は、そのアナザーストーリーと言うか、また別の角度に見えた展望をお話したいと思います。まぁこれも本当この間、夜飲みながら話してたときに「これおもろいやん!」ってなったってだけの話なんですけど。それでも本音を言うと、実はこっちが本命です。

どういう話かと言いますと。今現在、僕は生まれて初めての開業をアルバニアという国でやってるんですが、これが大変興味深く面白いので、「海外開業」を色んな国々でやっちゃって、もう趣味(遊び)みたいにしちゃおうかって言う、そういう話が浮上したんですよ。

もうこれ ”今後の展望” を超えて ”今後の生き方” みたいな感じですけど(笑)

要は、今やっているように、世界中どこでもいいんですけど、まだ日本料理店が一軒も無い町を探してきて、そういう町々で次々と日本料理店を開業していくんです。そこではもちろん日本料理、引いては日本文化をその町に伝えていくんですけど、その時に発生する利益とかは別にどうでもよくて、感覚としてはそういうことを趣味(遊び)でやるって面白くね?って話です(笑)。

でも、まぁこれだと楽しいのは僕だけなので、なんかそれって勿体無いなぁと思って、もう少し掘り下げて考えてみたんですよ。



はい、ここからが本題。めちゃめちゃ真面目な話です。

数年前から旅をしていてよく感じることがあったんです。それは、これだけグローバル化が進んでいても、やっぱり後進国はどうしても遅れを取ってしまっているなぁということ。

例えば中国とかインドって、他国を圧倒するレベルで人口が多いじゃないですか。質より量で勝負みたいなところありますよね。

こういう特殊な能力と言うか、変わった特徴、他と違う部分を世界の約200ヶ国が各々持っていたら、なんかその国なりに紆余曲折しながらそれぞれ成長していくと思うんですよ。

でも正直、ほとんどの後進国って、なんかパッとしないじゃないですか。そういう特異な物が無いから。

瞬く間にグローバル化が進んでいる時代ですから、それはそれで良いのかもしれません。でもそういう世界って、後進国の人々にとって面白いかって言うと、そうじゃないと思うんですよね。

常に先進国が世界の中心で、最先端。後進国はその後をついて行くのみ。僕は負けず嫌いなので、もし後進国に生まれていたとしたら、こんな世界だと正直ちょっと嫌だなーと思うと思うんです。僕だって最先端行きたいわーって。

やっぱりどうしても ”豊かな暮らし=最先端の暮らし” と結びつけてしまいがちだし、後進国ではそういう劣等感を感じながら生きている人も少なくはありません。

でもこれを解消するにはどうすれば良いかって考えてみると、その一番大きな要因って「アイディア」だと思うんですよ。アイディアが浮かぶか浮かばないか。アイディアを実行出来るか否か。

どこの国にでもいるお金のある富裕層は、それこそお金の力でパッと最先端の波に乗って来ちゃうんですよね。

富裕層の子どもは、良い学校に通って、給料の良い仕事に就職して、色んなものを食べて、色んな情報を得て、色んな人に触れて、その中でアイディアを振り絞って、それをビジネスに結びつけて更にお金を得ていき、それをまた子に受け継いでいく。という良い感じのサイクルは既に出来上がっているので、何か逆にこのサイクルを真似できないかなぁ、って思ったんですよ。

基本的に、そもそもほとんどの後進国の中間層以下は、海外へ出たくても、その飛行機代であったり、情報を得る為のテレビとかスマホを買うお金が無いばっかりに、どうしても時代に取り残されてしまうんですよね。

貧困層なんかは特に、富裕層と真逆で、学校にすら通えない、仕事も見つからない、食べられるものはいつも同じ、情報を得るツールが無い、いつも家族やご近所さんとしか会わない。こんな暮らしの中から新しいアイディアなんて生まれる筈が無いんです。だから結局貧しい人は貧しいままでっていうサイクルから脱せずにいるんですよね。

一方、日本人のほとんどは、日本食がどんなものか知っているし、イタリアンも、ファストフードも、カレーだって中華だって、和菓子も洋菓子も、挙げればきりが無いほど色んな種類の食事を知っているじゃないですか。でもそれって後進国の人々にとっては一般的じゃないんですよね。日本ほど何でも色んな種類の揃ってる国ってあんまり無くって。日本人のほとんどは、さっきの富裕層の子どもの様に、色んなものを食べて、色んな情報を得て、色んな人に触れて、という貴重な経験を、知らず知らずの間に経験している、と言えると思います。

「新しいアイディアとは、普段の生活の中で感じる、何でもない様な経験の蓄積から生まれるものだ」、とよく言われていますが、それは先進国に生まれた人々にのみ適用される言葉であって、後進国の人々にとっては少し違うと思うんです。

歴史上の偉人達がやってのけたような、幼い頃は貧乏な家庭で生まれ育ったけど、必死で勉強してもの凄いアイディアを発明をしたという話がよくありますけど、それは正に歴史に名を残すことくらい珍しいことですよね。つまりそんなことは宝くじで3億円当選することよりも可能性は低いってことです。

でも、後進国の中間層以下の人々が、色んなものを食べて、色んな情報を得て、色んな人に触れて、という貴重な経験をすることが出来れば、それに刺激されてもっともっと良いアイディアが生まれてくるんじゃないかと思いませんか?

この経験を日常的に踏める様になって初めて、「新しいアイディアとは、普段の生活の中で感じる、何でもない様な経験の蓄積から生まれるものだ」、が適用されると思うんです。

一旦まとめると、後進国の中間層以下が、最先端の暮らしを得る為に必要なものはアイディアなんだけど、そんな良いアイディアなんてそう簡単に生まれる訳では無いので、結局お金持ちや先進国の人々だけが最先端の暮らしを得ることに成功している、という状況。これが今の世界だと思います。

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ここからは、色んなものを食べて、色んな情報を得て、色んな人に触れて、という貴重な経験のことを『経験引き出し』と呼び名を変えて説明していきたいと思います。

結局そういう人生経験から、自分なりに引き出しを増やしていって、新たなアイディアを生み出していく。先進国と後進国、それぞれの中間層同士の決定的な違いっていうのがここに詰まっている気がします。

例えば日本の様な先進国であれば、貧困層の人達でも、頑張ってバイトを増やしたりすれば、飛行機代やスマホを買うお金ぐらいすぐに貯められるじゃないですか。よって、たとえ『経験引き出し』の少ない人でも海外に出てグローバルな経験をすることが出来るし、スマホで様々な情報を簡単に得ることが出来る。つまりその度に『経験引き出し』の数を増やすことが自ら出来るんです。自ら。

でも後進国の中間層以下は、それすらなかなか叶わないんです。理由は単純明快で、物価が安いからですね。

頑張って頑張って働いても、アルバニアの平均年収は45万円程度っていう現実があるんですよ。年収ですよ、年収。物価がそんなに安いのなら、その分スマホも安く手に入るんじゃ?って思うかもしれませんが、残念ながらそんな事はなくて、安いものでもしっかり数万円します。国内にそんな優秀な企業が存在しないので、基本的に輸入品に頼らざるを得ないからですね。後進国って結構こういうことが起こっていて、でもそれが現実で、その現実が中間層以下を中間層以下のまま押し込めます。

とあるアルバニア人女性に聞いた話なんですけど、アルバニア人のほとんどは、給料を稼ぐ理由を、スマホや車を買うことと挙げているそうなんです。これを聞く限り、日本人の様に、旅行へ行く為の費用だとか、将来への貯金だとか、考えている余裕など無いのかも知れません。どうせそこまでは貯められっこないのだから、と諦めている人も。僕の住むシュコドラの町を見渡す限りは、今時の若者はスマホぐらいみんな持ってる様な印象ですが、お金が無くて買えない人も多数存在するんだと思います。

まぁ、そんなアルバニアの状況なんですけど、正直それをね、僕が、アルバニアの平均年収を今の5倍に引き上げることなんて、到底出来ないですから。そこは一旦諦めるとして。

僕が出来ることっていうのは、もうその現地へ直接行って、日本料理や文化を伝えることなので、その中でアルバニアを含む後進国の中間層以下の『経験引き出し』をひとつでも多く増やすことが出来れば、後はもうその現地の人々の力で、彼らにしか思いつかない、出来ないアイディアを生みだしてもらって、最先端の暮らしを自ら掴んでもらったらいいんじゃないかなと思うんですよ。

例えば、日本人がお箸を使うのは容易いと思うんですけど、アルバニア人にとっては初めての経験なんですね。でも僕はアルバニアにいるので、彼らに直接教えることが出来、『経験引き出し』をひとつ増やしてあげることが出来るんです。

時々彼らの名前を、カタカナや漢字で表現してほしいとリクエストを頂くんですけど、もちろん応えてあげます。僕の書いたそれを見ることで、また『経験引き出し』がひとつ増えます。

こういう小さな初体験の数が、『経験引き出し』の数になると考えています。

すごくアナログなやり方ですけど、これならしばらくはAIにも真似できまい、とも。

そしたらさ、この『経験引き出し』がどんどんどんどん増えれば、これまで思いつかなかったようなアイディアが色々思いつく様になるんじゃないかって、思いますよね?

海外を旅したことのある人で、「これもっとこうした方が良いんじゃないの?」って思ったことないですか?それはそれまであなたが培ってきた『経験引き出し』の賜物から生まれたアイディアであって、現地の人々では思いつかないようなことだったりするんですよ。

僕だって、もしアルバニア語がペラペラだったら、こんなこと出来るなぁ、とか色々アイディアは浮かんでいますよ。



さて、じゃあそろそろ締めに向かいましょうか。

正直最初は海外開業を趣味(遊び)程度にしか考えてなかったんですけど、これを書きながら考え方がだいぶ変わりました(笑)。

海外開業は、国際社会への貢献、引いては貧富の差を埋めよう!貧しい人々にも、夢を追うチャンスやアイディアを!という壮大なプロジェクトでもあることに気がつきました。

日本の中間層とアルバニアの中間層を比べると、金銭的な基準で言うと、やはりアルバニアの中間層の方が格段に貧しいです。だから『経験引き出し』が中間層でも簡単に増やせる日本人は、元々アイディアを創造する環境に恵まれているんですね。

こうなると、逆に後進国の人々は、知らない間に機会損失を被っているように見えてならないですよね。

決して見下してる訳じゃない。決して見下してる訳じゃないんですけど、例えば世界中の人々がもっと近づけばさ、なんかもっとこう、同じ目線で話せたら、よりフラットに、よりフランクになれるんじゃないかなぁって思うんです。

このプロジェクトは、そんな世界中の人々が、もっとフラットに繋がれる世界をつくるための一助になればいいなと思ってます。

ちなみに今回の僕の開業資金なんですけど、全部込み込みでざっくり70~80万円です。もし日本でやったら500~1000万円はかかるので、だいぶ安くできたと思います。アルバニアですからね。DIYも少しはやりましたけど、最低これぐらいでできてしまうんです。

ただ、もしもあなたが僕のプロジェクトに参加・協力してくれるなら、僕が今経営している「Sushi te Shoki」はあげてもいいかなって思ってます。無償で。あげます。その代わり最低数年は継続してくださいね。アルバニアの田舎町にも日本料理店があるんだ、という事実が大事なので。

そしたら僕は、次のまだ日本料理店が無い町へ向かいます。まだ見ぬ第二、第三のシュコドラへ。

さぁ、将来に迷う学生達よ!目標ややりたい事が見つからないあなた!変わりたいけど変われない、何から始めればいいのかがわからない、今の自分からなかなか脱却できないのは何でだ?それは決してあなたが悪い訳では無い。『経験引き出し』が多過ぎて、逆に困っているのかもしれない(笑)。それなら僕と一緒に、世界中の町々へ、『経験引き出し』作りをしに行きませんか?

一緒に面白いことやりましょう!コメント、DM待ってます。

ミロ・ポーシム


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僕がアルバニアに来るまでの旅の様子はこちら(別のブログ「世界一周ローカル旅」へ)


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